フリーマーケットで自然とエコを考える

フリマは通常のお店と違って たいていが屋外で開催されています。

時期によっては 暑かったり寒かったりと大変なこともあるかもしれませんが買い物をしながら その時々の季節感を感じることができるのも特徴といえます。

春先は いつもと違う風のやわらかさを感じたり。

暑い時期に 木陰で涼む心地よさだったり。

秋には 目で見る鮮やかな季節の移り変わりを楽しめたり。

冬が近づくころは 温もりのある色合いが気になったり。

どれも街中にいると 快適過ぎて味わうことのない感覚かもしれません。

普段の生活では 一日中外で過ごすこと自体が なかなかないものです。

たまに外で過ごしてみると あらためて地球の温暖化や環境問題を考えてしまうこともあります。

そんなとき 何から始めていいのか戸惑いますが まずは興味を持ってできることから始めるのがいいのではないかと思います。

モノを簡単に捨ててしまうのではなく もう一度使い道がないか考えたりもしも自分では使わなくなったけれど まだ使える状態であるのなら 自分の代わりに使ってくれそうな人はいないか考える。

そうした考えを共有することができる人が集まる場所がフリマなのではないかと思います。

あまり堅苦しく考え過ぎず 楽しく始められるエコロジー活動のひとつに フリマがあって欲しいと思います。

フリマは 人とモノとが出会える 素敵な空間なのです。


こんなフリマもあるんだ

一般的なフリマで売られているものといえば 服や雑貨などがメインですが探してみると ちょっと変わったフリマもあったりします。

たとえば、手作りの作品ばかりを取り扱った「アートマーケット」または 「手作り市」が、それです。

このマーケットでは 作り手さんが ひとつひとつ想いを込めて作り上げた「作品」が並んでいます。

「作品」を見てみると 陶器や雑貨、アクセサリー、中には植物の寄せ植えなどもあって 種類的にもバラエティーに富んでいます。

「作品」に近づいて 興味深く眺めていると 作り手さんから 作品の説明や作業工程など、直接いろいろ話しが聞くことができます。

このように、このマーケットでは 作り手さんが売り手になっているので直接 会話ができるというのも一つの魅力であるといえるかもしれません。 

また、一般的なフリーマーケットでも 変わったお店を見かけることがあります。

たとえば、「似顔絵屋さん」。

決められた料金を支払うと その場で その人の似顔絵を描いてくれます。

お店には、今まで描きあげた 似顔絵の作品を たくさん飾っているので作品を見て気に入れば 自画像を描いてもらうのもいいでしょう。

他には「ネイルアート」のお店も見かけたことがあります。

色とりどりの カラフルなネイルが並べられている横でテーブルを挟んでお客さんと向き合い、丁寧にネイルを塗っている姿が印象的です。

普段なかなか ネイルアートを利用しにくいという人もフリマでのネイルアートなら 気軽にチャレンジできそうですね。


フリーマーケットの語源・・・

フリーマーケットを英語に直すと「FREE(自由) MARKET」と「FLEA(蚤) MARKET」の2つに分かれます。

もともと フリーマーケットの「フリー」とは虫の「蚤」を意味していて「FLEA MARKET」と呼ばれていました。

どうして「FLEA」=蚤(ノミ)と表現していたのかというと、本来はノミが湧くほど古い物を 取り扱っているという意味や蚤のように どこからともなく人や物がわき出てくる様子を表現した、という説もあります。

現在日本各地で開かれている「フリーマーケット」は公園や駐車場などを会場として使用し、住民が家庭の不用品を品物として持ち寄り 比較的安い値段で販売するスタイルが主流になっています。

したがって 日本では「フリー」=「自由」と捉え誰でも、気軽に、自由に参加してほしいという意味を込め和製英語の「FREE MARKET」として 親しまれています。

フリーマーケットのルーツである「蚤の市」はヨーロッパの大都市各地で 教会や広場などで開かれる古物市で中でも「パリの蚤の市」が有名です。

しかし その「蚤の市」という呼び方も「蚤」の持つ不潔感のあるイメージが強いために、歴史ある古物市ではガラクタ市やボロ市という名称で呼ばれています。
 

「もったいない」って素晴らしい

”もったいない”
  
最近よくこの言葉を 耳にしませんか?

この「もったいない」という言葉は アフリカ人女性として 初めてノーベル平和賞を受賞した 前ケニア環境副大臣のワンガリ・マータイさんがこの言葉をもっと世界に広めようという キャンペーンを進めているのです。

マータイさんが この言葉と出会ったのは2005年に来日した際で「もったいない」という素晴らしい日本語に 深く感銘を受けたそうです。
  
そもそも「もったいない」とはもの「物体=勿体(もったい)」と 打ち消す意味の「ない(無い)」が合わさった言葉で、物の価値が生かされずに 無駄になるのが惜しいという想いが込められています。

「もったいない」という素晴らしい言葉が日本には古くからあるのにいつのまにか私たち日本人は その言葉を忘れかけてしまっている気がします。

それこそがまさに「もったいない」とも言えるのかもしれません。 
   
家の押入れなどにある、もう使わなくなった物 まだ使えるかもしれない物、捨ててしまえばただのゴミになってしまう物を フリーマーケットに出す。

そして 誰かに譲り、その人が また再利用する。

そうすることで この素晴らしい日本語「もったいない」精神を十分に生かすことが できるのではないでしょうか。


フリーマーケット(フリマ)へ行ったことありますか?

「フリーマーケットってどうせ お古なんでしょ?」
  
少し前の私なら フリーマーケットに誘われた時 必ずこう答えていました。

それまでフリーマーケットに、全く行ったことがない私の 当時の素直なイメージです。

たぶん フリーマーケット未経験な人なら ほぼ同じような感覚だろうと思います。

「お古」「汚い」「壊れてる」そんなイメージしかなかったフリーマーケット。

でも、それはフリーマーケットに行く前までの話。

「そんなこと」言っていた私が 今や どっぷりハマってしまったフリーマーケット。

当時のことを思うと 自分でも時々 フッとおかしく思えるほどです。

でも、いったい何なのでしょう、この変わり様は。
 
たぶん今思うと 当時の私はフリーマーケットに対する先入観や、勝手な思い込みなどでいろいろ決めつけていたのかもしれません。

それはまさに「喰わず嫌い」ならぬ「行かず嫌い」。

今まで食べずにいたけど ある日、食べてみたら意外とおいしくてビックリすることがあるようにフリーマーケットも行ってみたら 案外楽しくて クセになるかもしれません。。。私のように
  
もし まだフリーマーケットになんらかの抵抗があって 行ったことがないのならぜひ 一度行ってみてください。

で、もし行ったなら 素通りだけじゃなく 遠くで眺めているだけじゃなく商品を間近で見て 手にとってみてください。

きっと おどろきと発見があるはずですから。

まずはとりあえず気軽に フリーマーケットへ行ってみませんか?


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