フリーマーケットは最後まで楽しく

お昼を過ぎた辺りから 会場内にポツポツと空白のスペースが出始めることがあります。

出店者が終了時間まで待たずに 店じまいをして帰ってしまったようです。

販売方法はそれぞれですが 午後は午前とは違った雰囲気もあるので なるべく1日を通してのんびりフリマを楽しみたいものです。

さて、午後からは全体的に商品の値段の見直しをしていきましょう。

お客さん側も 値段が下がるのを期待して 買い物に来る人も多いはずです。

午前中に一度 商品を見に来てくれたお客さんが もう一度気になって見に来てくれたのなら そこは思い切って値段を下げておすすめしてあげましょう。

また、どうしても お客さんとの値段交渉が折り合わない場合は 売り手とお客さんが ジャンケンをして 買ったほうの言い値に決まるという 遊び感覚を交えた楽しい販売方法もいいかもしれません。

フリマの終了時間まで あと数時間という頃になると 会場内のあちこちで激安セールを始める声が聞こえてきます。

出店者はフリマに出した商品を なるべく売り切って、持って帰りたくないので フリマも終盤になると どこのお店も売り切りセールを開始します。

全品半額にしているお店や、3つで500円にして売るお店、全品100円にしているお店もあります。

中には「どれでも自由に持って帰ってください」という看板を置いているお店もあったりします。

売れても残っても それがフリマだという感覚で最後まで楽しみましょう。


午前中がイマイチでも・・・

フリマの販売は ほとんどの会場で朝から始まります。

フリマが好きで 開催時間などをよく知っているお客さんは朝一番から 買い物にやってきます。

しかし だからと言って商品は 朝から飛ぶようには そうそう売れないように思います。

よっぽど 人気のある商品で しかもフリマならではの価格だったりすれば すぐに売れてしまうのかもしれませんが。

販売開始から数時間経って あまり売れないなぁと感じても そんなに焦らないでください。

朝一から 買い物に来ているお客さんは だいたいがお目当ての商品があったり掘り出し物を探しに来ていたりと なにか目的があって来ている人が多いのです。

午前中から来ている人の中には 午後からの値引きを待って、買い控えをしている「フリマ通」もいるかもしれませんが。。。

午後になると 午前中はのんびり自宅で過ごして 午後からフリマへ向かう人もいて 人数的に午後からのほうが増えてくると思います。

もし数人で出店しているのなら たまには気分転換に 他のお店の様子を見てまわるのもいいと思います。

自分のお店との違いを比べたり ディスプレイ方法も参考になるかもしれません。

午前中は お客さんや会場の様子を見るくらいのつもりで過ごし、午後からはまた 販売方法を変えてみたり 商品の位置を変えてみて なおかつ 少しずつ値引きをしていくと また午後からの販売も楽しくなると思います。


よく売れるお店とあまり売れないお店

お客さんとしてフリマで買い物をしているとよく売れているお店と あまり売れていないお店があるように思います。

よく売れているお店の前には 常に誰かお客さんがいます。

あまり売れてないお店のほうは 常に閑散としていて そして誰も店の前で立ち止まることもなく通り過ぎていきます。

何故 こんなに違うのかと考えてみたところ いくつかのポイントがあることに気がつきました。

はじめに「お店の第一印象」ですが、フリマのお店は 同じ大きさで しかも同じように店が並んでいるので この第一印象はとても大切だと思います。

パッと見て 興味を持つか 逆にあまり近づかず そのまま通り過ぎてしまうかは 一瞬の判断で決まると言えるかもしれません。

次に「商品の値段」ですが、これはなんといっても わかりやすいほうがいいと思います。

商品ひとつひとつに値段が付いているお店もあれば、全くどの商品にも値段が付いていないお店もあったりします。

値段を付けていないお店には「気軽に声をかけてくださいね」など 手書きの看板が置いてあったりしますが そういう場合よっぽど慣れている人でない限り なかなか気軽に 値段は聞けないものです。

商品の値段は 全てに細かく付けたほうがいい、とまでは言いませんがある程度値段が わかるように 大まかな区切りでもいいので お客さんにわかりやすくしたほうがいいと思います。

最後に、そのお店の「活気」も重要だと思います。

一言で「活気」と言っても ただ単に 賑やかに騒いで 自分達だけが盛り上がっている、というお店も時々見かけますが そういう雰囲気が苦手なお客さんも中には いるので「活気=賑やか」ではないということです。

私が思う 活気のある店とは 売る側も買う側も お互いがフリマを楽しんでいるお店だと思います。

売り手側は 売り上げばかりを気にして接客をするのではなく そこが「フリマ」であることを忘れず お互いが楽しい気分で買い物できるような 心地のよい接客を心掛けるようにしたいものです。


さぁ いよいよフリーマーケット当日

フリマ当日の朝、もし天気が怪しければ 主催者のHPや 問い合わせ先に連絡をして 開催されるかどうか確認しましょう。

問題もなく開催される場合は 出店者の搬入時間内に会場に到着できるようにしましょう。

到着したら 早速 開店準備開始です。

決められたスペースにシートなどを敷き 商品を並べていきます。

このとき たとえフリマであっても「お店」であることを忘れずにお客さんにとって 買い物しやすく 見やすいように ディスプレイするよう心がけましょう。

商品に 直接値段を付けている場合は その値段がお客さんに見えるように並べておきましょう。

もし値段を付けていない場合は シートを色分けして何枚か敷き そのシートごとに値段設定を変えるというのも わかりやすいと思います。

シート以外に お店のディスプレイ用として使えるのが ハンガーラックです。

ハンガーラックに商品を掛けることにより コートやパンツなど 長さがある商品をディスプレイしやすくなります。

お店の見た目も 商品の位置に高低がついて よりお店らしい雰囲気が出るかもしれません。

また小物などは まとめてカゴにいれてみたり 靴はお客さんが試し履きしやすいように 前列に並べておくと見やすくなります。

小さいお子さんと一緒に出店した場合は お子さん向けの商品を集めてお子さん自身が売り手になってみるのも楽しいでしょう。

あと 必ず準備しておきたいのが 釣り銭です。

商品の準備ばかりに気を取られて うっかり・・・なんてことにならないようくれぐれもお忘れなく。


値段付けのコツとヒント

出品する商品が決まったら 次は 商品の値段を決めていきましょう。

例えば、今 流行っていて人気のある商品なら 値段は新品よりも少し安くなっていれば売れやすいかもしれません。

逆に、時季外れの商品や 汚れやキズがある商品なら 思いきって安くすれば 売れるかもしれません。

ここでひとつ覚えておいて欲しいのは、「値段は安ければ売れるというものではない」ということです。

値段が安いというのは 初めはかなり目を引きますが次にお客さんが思うのは 安いのには何か訳があるんじゃないか?

安い=粗悪品?と、買う側は いろいろ詮索をしたりします。

あまりに値段を安くすると 本当は価値のある商品でも そうは見えなくなることもあるのです。

かといって 値段の高い商品ばかりを並べていると 誰もお店に近寄ってくれません。

このようなことから、商品の値段を付けるポイントとしてまず、自分が売りたい価格を設定して それに少し「上乗せ」した値段にしてみましょう。

その「上乗せ」の理由ですが フリマではお客さんが値段交渉しながら買い物をするのが楽しみでもあります。

売る側もそのことを 承知の上で出店しているのですから あらかじめ自分が売りたい価格に少し「上乗せ」していれば 値段交渉されても 快く応じることができるでしょう。

快く値切りに成功したお客さんにとっても お得に買い物ができたと喜んでいただけるはずです。

この「上乗せ」は 言いかえるなら お客さんへのサービス料と言えるのかもしれません。


押入れを片付けながら商品選び

フリマに出店することが決まったら さっそくフリマで売る「商品」選びを始めましょう。

フリマに出す商品というのは 実は家の中でゴロゴロ眠っているはずです。
とくに 押入れの中などに。

たとえば、家の中の もう使わなくなったモノ。

良しと思って買ってはみたけど やっぱり結局使っていないモノ。

いつか きっと 使うだろう 使う時が来るだろう・・・と ずっと眠らせているモノ。

そういう「モノ」って 意外と家の中のスペースを占領しているのです。

フリマ用の商品を探しながら 同時に不要品の片付けもできれば まさに一石二鳥というものです。

次に、商品を選ぶ時のポイントとして これは売れるものかどうかということも考えておきましょう。

例えば まだまだ使えそうなモノでも あまりに見た目が汚れていたり壊れていたりする場合は できる限り手入れをして 修理できそうなところは直してから出品するようにしましょう。

洋服の場合は クリーニングや綺麗にお洗濯をしてあるもののほうが 売れやすいと思います。

あとは 出店する季節に合ったモノを商品にするようにしましょう。

夏の暑いときに 暖かそうなコートを欲しがる人は そうそう居ないと思いますし、逆に 冬の寒い時期に 涼しそうな洋服を欲しがる人も なかなか居ないと思いますので。


フリーマーケットの出店場所を探そう

フリマに何度か行って、買い物することの楽しさを実感したならおそらく 次は「自分も出店してみようかな?」という気持ちが沸き起こって来るかもしれません。

出店しようと思うのなら まずは 出店場所選びから始めましょう。

探し方は やはり インターネット もしくは フリマに関する本や雑誌がいいと思います。

そして、もう少し詳しく出店場所を選ぶ方法として 自分がどんな商品を売りたいのか また、どんな人に買ってもらいたいのかを考えると わかりやすいと思います。

例えば、フリマに出そうとしている商品が 服や小物、雑貨ならば 家族連れや 幅広い年齢層が訪れる行楽地にある大きな公園をお勧めします。

自分で作った オリジナルの手作り作品なら 思いきって「アートマーケット」に出店して、1日だけの個展気分を楽しむというのもいいかもしれません。

出店にかかる費用ですが、会場によって違いますので あらかじめ確認しておきましょう。

友達同士で出店する場合は 出店費用も人数分で割ることもできるので 一人で出店するよりも 楽しくてお得感があると思います。
 
出店場所が決まったら さっそく出店の申し込みをしましょう。

場合によっては事前に会員登録をすることもあるので 申し込みにはゆとりを持っておきましょう。


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